「活力に満ちた楽しいクラブ活動を目指して」
会長 遠藤英一
この度、50年を越える歴史と伝統ある成田ロータリー・クラブの会長を務めることとなり、浅学菲才の私にとっては身に余る名誉であると同時に、責任の重さを痛感いたしております。
さて、2013〜2014年度のロン D、バートンRI会長は、今年度のRIテーマとして「ロータリーを実践し みんなに豊かな人生を(Engage Rotary Change Lives)」を掲げておられます。そこにおいては、次の3つの事項が強調されています。
第1は、会員増強の推進であり、この時代にあってさらに広い地域において入会希望者を増やし、会員の維持をすることに努めると同時に、そのための社会人としての方策を実施する、ことであります。
第2は、ロータリー財団を通じた人道的奉仕の充実であり、これは、平和と紛争予防/紛争解決、疾病予防と治療、水と衛生、母子の健康、基本的教育と識字率向上及び経済と地域社会の発展の6つのロータリー重点分野に関連する奉仕プロジェクトの少なくとも1つに参加する、ことであります。
第3は、ロータリー・ファミリーを通じたネットワークの強化であり、これは、すべての会員とその家族が参加する親睦活動または奉仕活動を行い、地元地域の奉仕プロジェクトにおいてロータリー以外の団体と協力する、ことであります。
第2790地区2013〜2014年度 関口徳雄ガバナーは、これを受けて、私見であるとされながらも「職業奉仕=職業を通じての自己研鑽」を大前提と位置付け、次の7つの目標要旨を掲げておられます。
1.「奉仕」と「親睦」のバランスのとれた実践
2.「元気なクラブ」を目指して。すなわち、
@例会の重視(出席と親睦の充実)、
A奉仕の心を増強させる一つの機会としての趣味の親睦活動をより活発に(退会防止)
3.社会奉仕活動「0クラブ」を無くすこと
4.会員増強、すなわち、4人組行動組織の活用を促して、一瞬でも会員数3,000人を超えたい。
5.財団に対する意識変革、すなわち、
@財団は寄付するだけでなくしようないし利用するもの、
A一人150$の寄付を目指したい。
6.公共イメージ(ロータリーブランドの強化)、すなわち、
@「ロータリーは知らない」とは2度と聞きたくない、
Aロータリーとは何であり、何をしている団体かを伝えたい。
7.情報委員会、すなわち、(退会防止につながるように)早い時期にガバナー補佐の協力を得て、地区研修リーダ
ーのもと地区主催で「情報研究会」を開催する。目的は各クラブで充実したオリエンテーションができる会員の養
成
以上のRI会長及び第2790地区ガバナーの考えをもとに成田ロータリー・クラブでは、「活力に満ちた楽しいクラブを目指して」をテーマに次のような活動方針を立てさせていただきました。会員の皆様のご協力を仰ぎつつ、成田 温幹事はじめ各委員長ともども成田ロータリー・クラブの歴史そして先輩諸会長・会員方の実績を汚すことなく、楽しいクラブとなることを目指して、微力ながら全力を尽くしてまいる所存でおります。
今年度活動方針
1.長期計画(CLP)特別委員会
本クラブが「クラブ・リーダーシップ・プラン(CLP)」を導入して6年が経過したが、導入当時とは会員構成も変化しているため、会長経験者を委員として、改めてCLPの理念、その実践状況、あるいは研修につきご意見をいただきたい。
2.会員増強・退会防止
平成21年4月10日当時の長期計画委員会の答申に基づき、純増2名を目標とする。ただし、増員も重要であるが、新入会員には研修会を通じてクラブ活動の理解を深めてもらい、親睦委員会、プログラム委員会、S.A.Aとも連携をとり、楽しい例会を目指して、退会の防止に努める。
3.クラブ広報
とくに対外広報について、マスコミ各社と季節ごとに定例協議会を行い、常時接触を保ち、ロータリー活動のさらなる周知に努める。
4.クラブ管理運営
クラブ会報は現在の質を維持すること。親睦委員会については、関口ガバナーの意向にも沿い、例年どおり多数の会員及び家族が参加できる魅力的な家族例会、同好会等を適宜開催する。
プログラム委員会については、小宮山年度においても卓話が充実しているところであるが、会員卓話と外部卓話の双方について、少なくとも月一回は実施して、会員に多様な知識を提供できるように努める。
5.奉仕プロジェクト
職業奉仕委員会については、他の4つの奉仕活動と並びロータリー活動の根幹をなすものであり、各種研修会を行うとともに、職業奉仕に精通した職業人の卓話等を通じて会員個々の職業の質の向上に寄与するよ努める。
社会奉仕委員会については、小宮山年度まで継続事業として実施してきたサッカー大会を実施するとともに、社会に役立つ新規事業の計画・立案を模索する。また、印旛沼周辺、空港周辺清掃事業等にも例年どおり積極的に参加する。
青少年(旧 新世代)奉仕委員会については、小宮山年度まで継続事業であった剣道大会と、新規事業であった成田ボーイスカウトの支援事業を継続して実施する。また、今年度、成田高等学校において開催が予定され、当クラブにとっても一大行事である「第47回インターアクト年次大会」には、すべての委員会及び会員に積極的な協力を求め、予算措置も含めて、万事、遺漏のないよう準備を進め、その実施に万全の協力体制をとる。
6.ロータリー財団・米山記念奨学
歴代の会長の適切な指導のもと、地区内で常に上位の地位を維持してきたところであるが、いずれの委員会においても適切かつ具体的な目標金額を設定し、引き続き会員の協力を得て、この地位を確保できるよう努める。本年度は、米山記念奨学生を受け入れることになるが、日本及び成田ロータリー・クラブの楽しい思い出を作ってもらうよう努める。
7.S.A.A
従来どおり、例会時のすべての権限を委任するが、プログラム委員会とも連携のうえ、会員はすべて社会及び事業経験の豊かな職業人であることを念頭に、出席して楽しい例会の開催に努める。また、クラブ負担金額の面から、会員の欠席時の事前通知を今一度徹底する。
以上
【過去の会長ご挨拶】
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2012−2013年度会長ご挨拶