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Enjoy Rotary、チャレンジ ロータリー 

新会員のためにINTRODUCTION FOR NEW MEMBER

新会員へのオリエンテーション 改訂版 第10版

1.ロータリーとは

 ロータリーは人道的な奉仕を行い、あらゆる職業において高度の道徳的規準を守ることを奨励し、かつ世界における親善と平和の確立の寄与することを目指した実業人および専門職業人が世界的に結び合った団体です。
 簡単にいえば、自分を磨き人を育て、時には慈善行為、ボランティア活動などを行う世界的な団体です。

ロータリーを知る方法

 ロータリーを知るためには、いろいろな文献がありますのでそれを勉強することも必要ですが、一朝一夕には参りません。まずロータリーに慣れることが第一です。それには例会に出席することです。ロータリーの活動は全て例会から出発します。そして例会以外の会合、つまりフォーラムとか、情報集会とかロータリーを知るための勉強会のようなものがいろいろありますので、是非それらの会合に出席することです。そして、毎月配布されます公式地域雑誌(義務講読)「ロータリーの友」を読むことが大切です。また、できるだけ、ロータリーのウェブサイト(http://www.rotary.org)にもアクセスしてみてください。
 それから初めのうちに判らないことは、何でも先輩に聞くことです。そのためにロータリーは、ロータリー情報委員会という委員会があります。ロータリー情報委員会は、クラブの会長経験者とはベテランロータリアンで構成されています。何も遠慮することはありません。何でもお聞きになることです。2〜3年経ちますとかえって聞き難くなります。初めのうちになんでも聞いてください。

2.ロータリーの歴史

ロータリーの創立と目的

 20世紀初頭のシカゴの街は、著しい社会経済の発展の陰で、商業道徳の欠如が目につくようになっていました。
 ちょうどそのころ、青年弁護士”ポール・ハリス”はこの風潮に耐えかね、友人3人と語らって、お互いに信頼のできる公正は取引をし、仕事上の付き合いがそのまま親友関係にまで発展するような仲間を増やしたい、という趣旨でロータリー・クラブという会合を考えました。ロータリーとは集会を各自の事務所が持ち回りで順番に開くことから名付けられたものです。
 こうして1905年2月23日にシカゴ・ロータリー・クラブが誕生しました。
 それからは志を同じくするクラブが、次々各地に生まれ、国境を越えて、今では世界200カ国以上の地域に広がり、クラブ数は33,790クラブ、会員数は1,234,527人に達しています。(2009年6月30日RI公式発表)
 そして、これら世界中のクラブの連合体を国際ロータリー(RI)と称します。
 このような歴史的に見ても、ロータリーとは職業倫理を重んずる実業人、専門職業人の集まりなのです。その組織が地球の隅々にまで拡大するにつれて、ロータリーは世界に眼を開いて、幅広い奉仕活動が求められるようになり、現在は多方面にわたって多大な貢献をしています。

日本のロータリー

 わが国最初のロータリー・クラブは1920年(大正9年)10月20日に設立された東京ロータリー・クラブで、翌1921年4月1日に世界で855番目のクラブとして、国際ロータリーに加盟が承認されました。
 日本でのロータリー・クラブ設立については、ポール・ハリスの片腕としてロータリーの組織をつくり、海外拡大に情熱的に取り組んだ、初代事務総長チェスリー・ペリーと、創立の準備に奔走した米山梅吉、福島喜三次などの先達の功を忘れることができません。
 その後、日本のロータリーは、第2次世界大戦の波に洗われ、1940年に国際ロータリーから脱退します。戦後1949年3月になって、再び復帰加盟しますが、この時、復帰に尽力してくれたのが国際ロータリーの第3代事務総長ジョージ・ミーンズでした。
 その後の日本におけるロータリーの拡大発展は目覚しいものがあります。ロータリー財団への貢献も抜群で、今や国際ロータリーにおける日本地位は不動のものとなりました。
 現在、日本全体でのクラブ数は2,301クラブ、会員数は92,664人となっています。(2009年9月30日現在)

3.ロータリーの組織構成

 ロータリーは本来、草の根的な組織であり、その奉仕活動のほとんどがクラブレベルにおいて実施されています。地区および国際的な組織機構は、クラブがそれぞれの地元地域社会をはじめ海外において多くの奉仕を提供できるよう支援するものです。

組織構成については、本ホームページの「ロータリークラブとは」をご覧ください。

4.RIテーマ・地区目標・クラブテーマ

 国際ロータリー(RI)のテーマとは、RI会長から、毎年発表されるロータリー・メッセージのことです。このテーマは、ロータリー年度を通じて、奉仕の実践に最も重要なものです。
 テーマは、会長の抱負を端的に物語るとともに、そのロータリー年度の進路を示すものでもあります。
 RI会長は、在職年度中に国際ロータリーで遵守する適切なテーマを選ぶことができますし、選ぶように奨励されています。
 先輩会員の中には、RI会長のテーマとかターゲットといわれる方もいらっしゃると思います。以前、そのような呼び方をしていたころがあったからです。

2022−2023年度 RIテーマ

IMAGINE ROTARY (イマジン・ロータリー)

2022−2023年度 地区目標

ロータリーの仲間との信頼を繋ぎ、千葉から世界を変えていこう!

2022−2023年度 クラブテーマ(方針)

未来のためにフェローシップを深めよう!

5.あなたはこのようにして選ばれたのです

審査の目標は・・・

●地域で職業を代表して評判のよい人。
●必ず例会に出席できる性格と健康の持ち主、自分の時間の裁量ができ、出席条件の整った人。
●人格の立派な人で社交性に欠けない人。
●地域で指導者たり得る意欲的な職業人で将来性のある人。
●ロータリー財団学友。
●地域社会で奉仕活動をしている人。

入会までの手続き

 正式には、ロータリーでは会員選挙の手続きといわれています。正会員の入会までの手続きは「成田ロータリー・クラブ細則 第13条 会員選挙の方法」に記載されています。

6.会員の特典と義務

 会員の義務については、RC定款第14条に厳しく明記しています。「会員は、会費を払うことによって、綱領の中に示されたロータリーの原則を受諾し、本クラブの定款・細則に従い、その規定を遵守し、これに拘束されることを受諾するものとする」そうして更に「そしてこれらの条件の下においてのみ、会員は、本クラブの特典を受けることができる」とありますが、特典については詳しく記していません。
 ロータリーは特典を得るための義務履行ではなく「超我の奉仕」なのです。しいて言うならば、有形のものではなく、人生哲学的なものと言えます。

 特  典 義  務 
 1.RCの会員には本人が希望してもなれない。会員に
  より推薦され、選挙されて始めて会員となれる。
2.全世界に品性高潔な1,234,527人(2009年6月30日
  現在、RI公式発表)の友人を得ること。
3.全世界のRC例会、ロータリー会合に参加できるこ
  と。
4.奉仕活動に参加できること。
5.ロータリアンとしての絶大な信用を得ること。
6.ロータリアンとして、適格な人を推薦することが
  できること。
 1.RI定款・細則並びにRC定款・細則を遵守する
  こと。
2.会費を納入すること。
3.例会に出席すること。
4.新会員を推薦すること。
5.委員会活動、その他ロータリー・プログラム
  に参加すること。
6.雑誌「ザ・ロータリアン」又は「ロータリー
  の友」を購読すること。

7.ロータリアンの守るべき道

@約束の時間は必ず守りましょう。
A例会に欠席する場合は必ず事務局等に前もって連絡しましょう。そして、欠席の補填(メークアップ)を必ずしま
 しょう。
B例会場では他クラブからのビジターやゲストの方々を、親睦活動委員だけにまかせず全員で温かく迎え、友愛に
 心がけましょう。
C卓話中は私語をつつしみ、スピーカーの話に耳を傾けましょう。
D各種出欠の返事、アンケートの回答等には迅速に応えましょう。
E会費の支払いその他、守るべき期日は必ず守りましょう。
F服装は清潔にし、他の人々に不快の念を与えぬようにしましょう。
Gロータリーの会合には、ロータリーの襟章をつけましょう。
Hどこで会ってもロータリアン同士は、快く会釈し親睦に努めましょう。
I例会所要時間の60%出席すれば一応出席と見なされますが、よほどの理由が無い限り、閉会の点鐘まで在席しまし
 ょう。
J良いこと、不幸なこと、何かにつけて仲間の会員に、真心で接し喜び合い、慰め合い助け合いましょう。
K分らないことはなんでも会員に尋ねましょう。尋ねられたら誠意を持って応えましょう。
L「四つのテスト」を実践しましょう。
Mロータリーの活動は善意から出発します。一人ひとり善意の奉仕を実践しましょう。

8.ロータリアンの奉仕理念

奉仕の理想−2つの奉仕哲学

 日本のロータリーの創始者、米山梅吉氏は、"This Rotarian Age"「ロータリーの理想と友愛」の翻訳に当たって、"The Ideal of Service"を「奉仕の理想」と訳しました。
 "Service"を「奉仕」と訳すこと自体、色々と議論が交わされているところですが、この際、奉仕はそのままさて置くとしても、"Ideal"はその語源から考えても「理念」と訳すほうが適切であり、"The Ideal of Service"は「奉仕の理念」と訳すほうが理解し易いと思われます。
 また、数多いロータリーの公式文書の中で奉仕理念に触れているのは「決議23−34」のみです。
 ロータリーには
    "Service above self"と
    "He profits most who serves best"(They profit most who serve best)
という二つの奉仕理念があります。(決議23−34)
 一つは、弱者を助ける人道的奉仕活動、すなわち社会奉仕と一部の国際奉仕活動であり、その理念を"Service above self"というモットーで表しています。
 これはフランクリン・コリンズによってしめされた"Service not self"が元となり、誰が何時どのような意図で提唱した言葉なのか詳らかではありませんが、この理念は「他人のことを思いやり、他人のために尽くすこと」と定義されている社会奉仕、国際奉仕を含む人道的奉仕活動の理念です。
 もう一つは、事業の継続的な繁栄を願う職業奉仕理念であり、その理念を"He profits most who serves best"というモットーで表しています。これは、アーサー・フレデリック・シェルドンによって提唱されたものであり、ロータリー運動の本質ともいうべき職業奉仕の理念です。ロータリーが他の奉仕団体と大きく異なる点は職業奉仕であり、職業奉仕を完全に理解するかめには、その根底にあるシェルドンの思考を理解しなければなりません。
(出展:ロータリーの源流 RI2680地区 田中毅PDG)

9.決議23−34

 一般的に決議23−34と言われているのは、これが1923年に開催されたセントルイス国際大会に提出された第34号議案だからです。この決議23−34の原文は「綱領に基づく諸活動に関するロータリーの方針を再確認し、国際ロータリーとロータリー・クラブにおける今後の手引きとなる原則を定める件」となっております。
 決議23−34は、ロータリーの綱領に基づくすべての実践活動に対する指針であると同時に、ロータリーの二つの奉仕理念をロータリー哲学として確定したドキュメントなのです。

決議23−34

第1条には、ロータリーの奉仕理念が説かれています。
 『ロータリーは、基本的に、一つの人生哲学であり、それは利己的な欲求と義務およびこれに伴う他人のために奉
 仕したいという感情とのあいだに常に存在する矛盾を和らげようとするものである。
 この哲学は奉仕−「超我の奉仕」の哲学であり、これは「最も奉仕する者、最も多く報いられる」という実践的
 な倫理原則に基づくものである。』
第2条には、ロータリー・クラブの役割について、
 @ 奉仕の理論を団体で学ぶこと
 A 奉仕の実践例を団体で示すこと
 B 奉仕活動の実践を個人で行うこと
 C ロータリーの奉仕理念と実践を一般の人に受け入れてもらうこと
第3条には、国際ロータリーの役割について、
 @ 奉仕理念の育成と普及
 A クラブの拡大、援助、運営の管理
 B 情報伝達およびクラブ運営と社会奉仕活動の標準化
第4条には、ロータリー運動は単なる理念の提唱ではなく、実践哲学であること。
 奉仕するものは行動しなければなりません。
第5条には、クラブの自治権について、
 クラブが地域社会に適した奉仕活動を選ぶ絶対的権限を持っています。但し、ロータリーの綱領に反したり、
 クラブの存続を危うくするような活動を禁止しています。
第6条には、社会奉仕実践の指針について、
 他と重複する奉仕活動の禁止、大規模活動の制約、宣伝目的の活動の禁止、奉仕活動の原則は個人奉仕であり、
 クラブが行う活動はサンプルに過ぎないと記載されています。

10.ロータリーの目的

「国際ロータリー定款第4条について」、『手続要覧』の日本語訳(上)を下記に記載します。

現行日本語訳

第4条 ロータリーの目的
 ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むことにある。具体的には、次の各項を奨励することにある:
第1 知り合いを広めることによって奉仕の機会とすること;
第2 職業上の高い倫理基準を保ち、役立つ仕事はすべて価値あるものと認識し、社会に奉仕する機会として
   ロータリアン各自の職業を高潔なものにあうること;
第3 ロータリアン一人一人が、個人として、また事業および社会生活に於いて、日々、奉仕の理念を実践する
   こと;
第4 奉仕の理想で結ばれた職業人が、世界的ネットワークを通じて、国際理解、親善、平和を推進すること;

11.五大奉仕とは

Five Avenues of Service

 ロータリーの五大奉仕部門は、本ロータリー・クラブの活動の哲学的および実際的な規準である。
1.奉仕の第一部門であるクラブ奉仕は、本クラブの機能を充実させるために、クラブ内で会員が取るべき行動に
  関わるものである。
2.奉仕の第二部門である職業奉仕は、事業および専門職務の道徳的水準を高め、品位ある業務はすべて尊重され
  るべきであるという認識を深め、あらゆる職業に携わる中で奉仕の理想を生かしてしくという目的を持つもので
  ある。会員の役割には、ロータリーの理念に従って自分自身を律し、業務を行うことが含まれる。
3.奉仕の第三部門である社会奉仕は、クラブの所在地域または行政区域内に居住する人々の生活の質を高めるた
  めに、時には他と協力しながら、会員が行うさまざまな取り組みから成るものである。
4.奉仕の第四部門である国際奉仕は、書物などを読むことや通信を通じて、さらには、他国の人々を助けること
  を目的としたクラブのあらゆる活動やプロジェクトに協力することを通じて、他国の人々とその文化や習慣、功
  績、願い、問題に対する認識を培うことによって、国際理解、親善、平和を推進するために、会員が行う活動か
  ら成るものである。
5.奉仕の第五部門である青少年奉仕は、指導力育成活動、社会奉仕プロジェクトおよび国際奉仕プロジェクトへ
  の参加、世界平和と異文化の理解を深め育む交換プログラムを通じて、青少年ならびに若者によって、好ましい
  変化がもたらされることを認識するものである。

12.四つのテスト

The Four-Way Test

 職業人としてのロータリアンの心構え、ロータリーの倫理基準から具体的に記述したものが「ロータリー倫理訓」だとすれば、それをロータリアンのみならず一般の職業人にも理解できるように、簡潔かつ的確にまとめたものが「四つのテスト」です。
 シカゴRCの会員で。1954−55年度にRI会長を務めたハーバート・J・テーラーが、1932年の恐慌のとき、倒産に瀕していた調理器具メーカーの再建を要請され社長に就任し正しい営業活動を行えば必ず会社再建できると考え、「四つのテスト」を示しました。同社の業績はは改善を続け、5年後には借金は完済、15年後には株主に多額の配当金を分配するまでになりました。
 「四つのテスト」は商取引をする当事者同士の極めて現実的な基準だったということです。
 1943年のRI理事会の認証のもとに職業奉仕のプログラムに組み込まれ、四大奉仕のいずれにおいても極めて重要な要素であると考えられました。
 1954年、彼がRI会長に就任したとき、その版権をロータリーに委譲しました。四つのテストは世界各国の言葉で翻訳され、広く活用されています。

本ホームページの「綱領 四つのテスト」を参照下さい。

13.ロータリー・クラブの会員

 会員の選出は、現会員の推薦により所定の手続きを経て、クラブ理事会の承認を得ることで決まります。

1.会員の種類

1.正会員(Active Member)
 原則善良な成人で、職業上良い世評を受けている正会員によって構成されますが、ロータリー財団学友、社会奉仕活動をしている人、奨学生、ボランティア補助金受給者、人道的補助プログラムの参加者たちを正会員に選出することもできます。
2.名誉会員(Honorary Member)
 ロータリーの理想推進のために称賛に値する奉仕をした人で、ロータリーの運動を恒久的に支援できる人を名誉会員に推挙できます。しかし、濫用してはなりません。名誉会員は、入会金および会費は免除され、投票権はなく、職業分類の代表もせず、クラブのいかなる役職につくこともありません。かかる会員身分の存続期間は、会員となっているクラブの理事会によって決定されます。

2.職業分類(Classifications)

 ロータリー・クラブの正会員は、会員の事業または専門職務に従って職業分類されます。「職業分類」はロータリアンの所属する商社、会社または団体の重要かつ一般世間が認めている事業または専門職務を示すものでなければなりません。クラブはこのような定義の下で、周辺区域内の事業および専門職務活動を表す適切な職業分類を設定します。
 各クラブでは、1種類の事業または専門職業に偏らない均衡のとれた職業分類を代表する会員を有すべきであります。

14.例会の運営

 ロータリー・クラブでは、原則として毎週クラブの例会が行われます。例会に出席することは、ロータリアンの三大義務(会費の納入、例会出席、ロータリー雑誌の講読)のうちの1つです。
 慣れれば当たり前のように出かけていく例会ですが、新会員にとってはそもそも「例会」って何だろう?と思われるかもしれません。

1.プログラム

 例会は点鐘から始まります。その後のプログラムについては、食事、会長スピーチ、国際ロータリー(RI)や地区、近隣のクラブからのお知らせ、各委員会の報告などと続きますが、その順序はクラブによってさまざまです。ロータリーソングを歌ったり、クラブによっては童謡を歌っているところもあります。「四つのテスト」や「ロータリー綱領」を唱和するクラブもあります。
 また、ゆっくりと食事をしたり、例会での話をたくさん楽しむためなどの目的で、食事をする時間を例会時間には含まず、点鐘前に例会場へ来た人から食事を取るというクラブもあります。例会時間も、おおよそ1時間の日本国内とは異なり、国外では長短バラエティーに富んでいるようです。
 卓話は、毎週の例会のハイライトです。クラブの会員が自分の職業やロータリーについて話をしたり、ロータリアン以外の人を迎えて話をしてもらったりします。また、クラブで世話をしている米山奨学生や交換学生が話をする場合もあります。

2.有効なニコニコボックスの活用

 例会場には、ニコニコボックスあるいは、スマイルボックスと呼ばれる受付が設けられている場合があります。これは、会員の喜び事、祝い事あるいは、ちょっとしたしくじりなど、出来事や近況披露、お礼や感情表現なだ様々な理由付けの活用方法で、会員が自発的に拠金をするもので、別に何の規定も文献もあるわけではありません。要するに、ニコニコ箱の名が示す通り拠金する会員もニコニコしながら拠出し、集まったお金は、クラブの奉仕活動などに使用します。金額については、善意のお金ですからいくらでも良いのですが、だいたい1,000円単位のところが多いようです。喜びの大きいときは相当多額のニコニコもありますが、多くのひとからいろいろの理由で何回も拠金してもらうのが、ニコニコボックス本来の姿といえましょう。

●●●ニコニコ箱について●●●
 まず、ニコニコ箱というのは、ロータリーでは、世界的な慣例ではありません、日本にはありますが、世界中どこの国にもあるというものではないのであります。
 アメリカを始め諸外国にはニコニコ箱に類するものとしてFine BoxとChest Boxがあります。Fine Boxは罰金箱で、欠席、早退とかのペナルティを集める制度であり、Chest Boxは目的を定めた募金箱ですから、目的を定めずに募金をする日本のニコニコ箱とは若干違います。
 奉仕活動をするための資金集めは、会員の諒解を得た上で目的を定めて、その目的のために帽子を回すのが諸外国のやり方のようです。
 日本では、ニコニコ箱の慣例が出来たのは、昭和10年のことであります。関東大震災の被災孤児達を東京ロータリーホームという孤児院で世話をしたいましたが、東京ロータリー・クラブの人達が、唱和10年に当時オープンした多摩川園という遊園地に孤児達をつれて行ってやろうということになりました。
 ところが、さてその金はどうしようかということになりました。クラブの会員達は、お金持ちでありますが、クラブ自体には金はありません。
 そこで、日本橋の羅紗問屋 上村伝助商店の筆頭番頭であった関幸重という人が一計を案じ、あり合わせのボール箱をもって、『あなたの誕生日ですよ』とか『お嬢さんが結婚されたでしょう』とか色々なことを軽妙酒脱に面白く話しながら、例会場を回ったのであります。会員達が皆笑いながら財布の紐を解いたと言います。
 当時、大学卒の初任給が60円くらいの時代に600円の金が集まったといいますから、流石は東京ロータリー・クラブであります。これで孤児達を多摩川園に連れて行くことが出来たのであります。
 それからは、関さんが、何かことあるごとにその箱を持って回ったのでありますが、あまり汚い箱では具合が悪いだろう、皆がニコニコして金を出してくれるからというので、三越に注文して、えびす様の顔を彫った箱を拵えました。これがニコニコ箱の起こりであります。
 いずれにしても、戦前のロータリアン達は、金を集めるにしても色々考えてユーモラスにやったのでありますが、今日のロータリーには、このユーモアがやや乏しいとも思われるのであります。
 なお、東京ロータリー・クラブのこの慣例に対して、大阪ロータリー・クラブは昭和5年ですから東京よりも早いという説があります。
 しかし、大阪ロータリー・クラブの場合は、遅刻等の時にSAAがなにがしかの金銭を強制的に取り立てる罰金箱であって、ニコニコ箱とはその趣旨が異なるのであります。
 ニコニコ箱は、あくまでも、何か喜び事があったときに、会員達がそれを記念して、社会奉仕の浄財をクラブに寄託するものであって、罰金箱のように人を責める形で金を集めるものではありません。
<伊丹RCホームページ 純ちゃんのコーナー(深川純一PDG RID2680)より)

15.例会と出席

1.例会出席の大切さ

 ロータリーでは毎週1回決まった曜日と時刻に例会を開きますが、例会の所要時間は日本では、概ね1時間です。
 ロータリーではこの例会への出席を最も重要視し、その規則も非常に厳格です。従って入会前にこのことを十分ご承知の上で入会されることと思いますが、それでも最初のうちはこの厳しさに戸惑って、いつまで続くことかと不安に思われる方もあるかと思います。しかし、入会して暫くの間は我慢して時間のやりくりをしてみてください。その内には必ず習慣となり、無理なく出席できるようになります。
 ロータリーへお入りいただく方は周辺地域内で1つの職業の代表者の一人であり、皆さんお忙しい方がかりですが週1回食事を共にし、多業種の代表の方と懇談し、新しい情報の交換をし、心身をリラックスする。僅か1時間の余裕づくりが習慣となるまで暫くの辛抱です。

2.例会出席という義務

 前述の通り、ロータリアンには、例会に出席するという義務があります。出席の要件については、詳しく標準ロータリー・クラブ定款に規定されていますが、ホームクラブに出席できないときは、他クラブの例会や、ロータリーのその他会合(地区大会やインターシティーミーティングなど)に出席する「メークアップ(Make-up)」という方法で、通常の例会欠席を補うことができます。この制度を活用することによって、出席はかなり楽になるはずです。

16.欠席の補填(メークアップ)

 本クラブの例会に欠席の場合、その例会の前14日、または後14日以内に、他のどこかのロータリー・クラブの例会、またはクラブ理事会によって承認されたクラブの奉仕プロジェクトに出席することで、その欠席を補填することができます。詳しくはクラブ定款第8条(出席)を参照してください。

17.出席の免除

 次の場合は出席規定の適用は免除されます。
●理事会の承認ある条件と事情による欠席の場合。理事会は、正当かつ十分な理由による会員の欠席を認める権限を
 持ちます。
●一つまたはいくつかのロータリー・クラブのロータリー歴と会員の年齢の合計が85年以上であり、さらに出席規定
 の適用を免除されたい希望を、書面をもってクラブ幹事に通告し、知事会が承認した場合。
●会員が現役のRI役員である場合。

18.会員身分の終結

@会費を納入しないとき。
A連続4回、本クラブの例会に欠席し、メークアップも行わない場合。
B本クラブの会計年度の前半と後半の6ヶ月間、メークアップを含む出席率が50%に達しない場合。
C本クラブの会計年度の前半と、後半の6ヶ月間に開かれた所属クラブの例会総会のうち、少なくともその所属クラ
 ブに30%出席していない場合。(ガバナー補佐は免除)
 以上いずれかの場合に該当する会員の会員身分は、理事会の裁量により終結することがあります。但し、出席免除
 、出席義務規定の免除者は除かれます。
D退職の場合、職業分類の職業に、自ら現実に従事することをやめたとき。(本人が希望すれば会員身分を保持する
 ことができる。)
E死亡、疾病、事故の落ち度により職業分類を喪失したとき。
Fクラブの所在地域か周辺地域から移転する場合。(会員身分を継続できる方法もある。)

19.ロータリーの主な会合

クラブの主な会合

クラブ年次総会
 毎年12月31日までに年次総会が開催され、役員選挙が行われます。
クラブ理事会
 毎月一回定例理事会が開催されます。理事会はクラブ運営上の最終の決定権と責任をもっています。
クラブ協議会(クラブ・アッセンブリー)
 クラブのプログラムと活動もしくは会員居行くについて協議するために開かれる、クラブ役員、理事、委員会の会合ですが、すべての会員も出席することを奨励されています。
クラブ討論会(クラブ・フォーラム)
 奉仕理念、クラブ管理運営、委員会活動などの問題点について自由な意見を述べ合う討論会です。
家庭集会・情報集会
 会員宅などを持ち回りして、少人数で開く非公式な懇談会であり、アット・ホームな雰囲気から公式な会合では言いだせない初歩的な質問なども気安くきりだせる会合。主に、ロータリー情報伝達を目的に行われるものが情報集会となります。
クラブ例会
 例会は毎週一回、定められた日および時間に定期の例会を開催することとなっています。

地区の主な会合

地区大会
 毎年開催される地区内ロータリアンの大会で、その目的は、親睦、感銘深い講演、地区内クラブやRI全般に関する問題の討議によって、ロータリーの綱領を推進することです。
ガバナー公式訪問
 各クラブがその所属しているRI役員であるガバナーが公式に接触する年一回の大切な機会です。
 地区ガバナーはその年度のRIテーマを解説するとともに実施についてロータリアンの意欲を喚起させます。また、クラブの実情や問題点について率直に討議し、指導をします。
地区協議会
 毎年4月もしくは5月に開催される新年度クラブ指導者のための会合。
IM(インターシティーミーティング)(都市連合会)
 近隣都市の数クラブが合同して情報公開及び親睦を行う会合。

国際ロータリー(RI)の主な会合

RI理事会
 RIの管理主体としてRIのすべての役員、委員会を統御管理し、ロータリーの綱領推進のために必要な方法を講じ、また決定します。
国際大会
 RI国際大会は、会計年度の最後の3ヶ月間に、RI理事会の決定する時と場所において開催されます。主たる目的は、国際レベルにおいて全ロータリアンを鼓舞、激励し、かつ情報を与え、ロータリー発展の意欲を喚起するものです。
規定審議会
 RIの立法機関として組織規定を改正する権限を有し、組織内から提出された制定案と決議案について審議決定します。規定審議会は3年に一度招集されます。
国際協議会
 ガバナーエレクトにロータリー教育を行い、運営上の任務を指導し、鼓舞奨励し、次年度のプログラムや活動の実施方法を討議・計画することを目的とします。
 毎年、2月15日までに開催されます。

20.クラブの組織と管理運営

 クラブ管理主体は理事会です。すなわち、会長・会長エレクト(または後任者が選挙されていない場合は会長ノミニー)、副会長、幹事、会計、理事および会場監督です。理事会の裁量により、本細則に基づいて選挙された数名の理事および直前会長を加えることができます。(理事、役員の人数はクラブによって多少異なりますが、クラブ細則で決められます。)

クラブ理事および役員

会長、会長エレクト、副会長、幹事、会計、会場監督(SAA)、理事

主な役員

会  長
 クラブを代表すると同時にクラブ運営の責任者。会長は前年度に会長エレクトとして年次総会において選出されます。
幹  事
文字通りクラブの『幹』としてクラブ管理の実務的事項をすべてとりまとめます。
会  計
理事会の意向を受けて幹事とともに予算・決算の実務を行います。
会場監督(SAA Sergeant-at-Arms)
 SAAは武装軍曹の意。例会場における最高の権限を持つ役員として、例会場の気品と風紀を守るだけでなく、例会場を設営し管理するという大役です。

クラブ委員会

 クラブ・リーダーシップ・プランでは、クラブの年次目標を実現するために、以下の5つの常任委員会を任命することを推奨しています。
会員増強・維持拡大委員会(Membership)
 クラブ会員の勧誘と退会防止の計画を立案、実施します。
 小委員会・・・会員増強、会員選考、職業分類、ロータリー情報 など
広報・公共イメージ委員会(Club Public Relations)
 ロータリーに関する情報を一般の人々に提供し、クラブの奉仕プロジェクトや活動を広報するための計画を立案、
 実行します。
 小委員会・・・雑誌、クラブ会報、IT など
クラブ管理運営委員会(Club Administration)
 クラブの効果的な運営に関する活動を実施します。クラブ幹事および会計は、この委員会の委員にもなります。
 小委員会・・・出席、親睦活動、プログラム、ニコニコ など
奉仕プロジェクト委員会(Service Projects)
 地元社会や他国の地域社会のニーズを取り上げた教育的、人道的、職業的プロジェクトを立案、実行します。
 小委員会・・・職業奉仕、社会奉仕、国際奉仕、新世代、インターアクト、ロータリーアクト、青少年交換、ロー
 タリーボランティア、共同奉仕 など
ロータリー財団委員会(The Rotary Foundation)
 財政的寄付と財団の様々なプログラムへの参加の両面から、ロータリー財団を支援するための計画を立案、実施し
 ます。
 小委員会・・・財団プログラム、財団寄付 など

上記の常任委員会以外の委員会は、年度ごとに、クラブの規模および目標に応じて、特別(ad-hoc)委員会を任命することができます。
(特別なプロジェクトや、クラブが古くから行っている活動を反映した委員会、たとえば、米山記念奨学委員会など)
 また、地区との関係で言えば、クラブ委員会はガバナー補佐および関係地区委員会と協力をすることが必要です。さらに、クラブは必要に応じて常任委員会のもとに小委員会を設置することも可能です。

21.クラブと地区の活動

地域社会のために

 クラブ会員の専門分野を生かし、それぞれの地域の特色やニーズに合わせた、多岐にわたる独自の活動を展開しています。
 主な活動として、環境保全に配慮して山や公園に植樹をしたり、環境保全に対する講演会などを通じて地域社会に啓蒙運動を行ったり、人道的な奉仕活動として、チャリティーコンサートや養護施設や老人施設への訪問支援を行っているクラブもあります。さらに、会員の専門職業による「無料相談」などさまざまな企画や中学生や高校生に対する職業指導や出前講座、インターンシップなどの活動を行っているクラブもあります。

世界のために

 海外の人たちへの支援としては、タイ、フィリピン、ネパールなどアジアの人たちへの活動が中心ですが、もちろん、世界各地の人々へも手を差し伸べています。
 安全な飲み水を確保できない人たちのために井戸を掘ったり、浄水施設を設置したり、識字率向上のために学校を建設したり、教科書、文房具、机、椅子などを送っているクラブもあります。さらに、ポリオワクチンの接種活動や歯科検診、白内障の治療活動を行っている地区やクラブもあります。

新世代のために

 日本国内のクラブや地区では、地域の若い人々を育てたり支援したりする活動も積極的におこなっております。
▲インターアクトクラブ
 14歳から18歳の高校生が対象に、奉仕と国際理解に貢献する世界的友好精神の中で相共に活動する機会を青少年に
 与えるために作られています。
▲ローターアクトクラブ
 18歳から30歳までを対象に、奉仕を志向する市民と指導者を育成するために設立されたロータリークラブが提唱す
 る世界的な団体です。
▲青少年交換
 国際理解と親善を促進することを目的として、15歳から19歳までの高校生を対象に、1学年度間、または休暇期間
 中海外へ交換留学、交換旅行する制度です。
▲RYLA(ロータリー青少年指導者育成プログラム)
 若者の指導者育成および善良な市民としての資質を伸ばすことを目的としたプログラムです。

22.親睦活動

親睦活動委員となられたら

 新会員は、親睦活動委員会に所属することが多いようです。それは、ロータリー発足の原点でもある、早く多くの人と知り合いになって親睦を深めるようにとの配慮からです。
 親睦委員の任務については、下記のとおりですが、新会員はまず例会時間より早めにに会場に来て、親睦活動委員長や古参の親睦活動委員と共に零か条の受付で、来訪者や会員を笑顔で迎えることから始めていただきたいと思います。
 そうすることによって、クラブ会員との親睦や未知の他のクラブ会員との友好が次第に深まります。

親睦活動委員会とは

 親睦活動の分野は大別して、4つの対象に分けられます。
 つまり、1.会員相互 2.来訪者 3.他クラブ 4.家族 に対する親睦活動があります。それぞれ簡単に説明します。

1.会員相互
 例会場においては、会員は職業分類において平等であるという点を生かすよう、座席の配置に注意をします。
 例会場内外での親睦活動として趣味の会、スポーツ、旅行などを行うことによって、親睦が更に深まります。
 最も効果的な親睦は「一緒に仕事(奉仕活動)をすること」です。
2.来訪者
 クラブ来訪者が良い印象をもつような接待をすることが大切です。
 閉会の点鐘まで来訪者に友情を示しましょう。
3.他クラブ
 近隣クラブなど他クラブとのゴルフや花見会などの交流を深めることにより交際範囲が広がり、いろいろ刺激を受
 けてロータリーの楽しさが増加します。
4.家族
 家族を交えた親睦会が大きな親睦効果を上げることはいうまでもありません。それは更に、家族にロータリーを
 理解させ、家族をロータリーファンにすることがロータリー活動に大切です。

23.ロータリー財団

●ロータリー財団は、国際ロータリーの6人目の会長アーチ・クランフ氏の提唱で1917年に基金として発足し、
 1928年国際大会で「ロータリー財団」と名付けられました。
●ロータリー財団は、「非営利財団法人」で、博愛、慈善、人道的かつ教育的目的をもつ効果的なプロジェクトに
 補助金を至急しています。
●ロータリー財団の正式名称は、「国際ロータリーのロータリー財団」です。
●ロータリー財団の構成員は「国際ロータリー」唯一であります。
●RI会長がRI理事会の承認を得て、15名の管理委員を任命します。全業務は、管理委員会によって処理されます。
●Riの事務総長がロータリー財団の事務総長となります。
●国際ロータリーとロータリー財団は一体であります。

ロータリー財団の使命

 ロータリー財団の使命は、ロータリアンが健康状態を改善し、教育への支援を高め、貧困を救済することを通じて、世界理解、親善、平和を達成できるようにすることです。

ロータリー財団の標語

 『世界でよいことをしよう。(Doing good in the world)』

奉仕活動と資金調達は車の両輪

●人類は一つです。世界中の貧困や飢餓が減少し、社会が向上し、世界が平和にならない限り、私たちの真の平和は
 ありえません。
●私たちロータリー財団が地域社会や国際社会への奉仕をさらに強化増大していくためには、奉仕活動と充実と資金
 面の援助が大変重要になります。

24.(財)ロータリー米山記念奨学会

 勉学または研究のために来日し、わが国の正規の学校または研究機関に在籍する外国人留学生に対して奨学金を支給し、彼らの留学の目的を支援するとともに、ロータリーの理想とする国際理解と親善に寄与することを目的とする。
<事業内容>奨学金の支給/世話クラブとカウンセラー制度/ロータリアンと留学生との交流/国内外での学友会活動

米山記念奨学会の歴史

 平和を愛し、青少年に手をさしのべた”日本のロータリーの父”米山梅吉氏の遺徳を記念する事業として、1952年、東京ロータリー・クラブは日本で学ぶ外国人留学生を支援する国際奨学事業を始めました。やがてそれは、日本全国のロータリー・クラブの共同事業として発展し、1967年に文部省(現・文部科学省)を主務官庁とする(財)ロータリー米山記念奨学会が設立されました。50有余年の歴史をもち、世界に類を見ない日本独自の多地区合同奉仕活動となっています。

米山記念奨学金

 米山記念奨学金は、(財)ロータリー米山記念奨学会が行う国際奨学事業です。これは、、ロータリー財団の奨学金や政府奨学金のように学費や生活費のすべてを保証するものではなく、私費留学生の費用の一部を補助する趣旨ののものです。米山記念奨学金の対象者は、世界のすべての国や地域から日本に留学している学生となっています。
 2002学年度採用から、各地区が指定した大学・学校に応募学生を推薦してもらう「指定校推薦制度」が全国で導入されました。年間の奨学生採用数はおよそ800人、事業費は14.4億円(2008年度決算)と、国内では民間最大の奨学事業となっています。これまでに支援してきた奨学生数は、累計で1万5,130人(2009年4月現在)。その出身国は、世界116の国と地域に及びます。

世話クラブ・カウンセラー制度

 奨学金による経済的援助だけでなく、「世話クラブ・カウンセラー制度」を設けてロータリーとの深い交流と精神的ケアを重視しているのが特長です。
 奨学生一人ひとりに、地域のロータリー・クラブから世話クラブが選ばれ、さらにその会員の中からカウンセラーが付いて、奨学生との交流を深め、彼らの日本での生活が心豊かなものになるように配慮しています。

25.ロータリーの推進月間と週間

 月 月   間  週   間 
 7月    
 8月 会員増強・拡大月間  
 9月 基本的教育と識字率向上月間
ロータリーの友月間(日本のみ)
 
 10月 経済と地域社会の発展月間
米山月間(日本のみ)
 
 11月 ロータリー財団月間 世界インターアクト週間
(11月5日を含む1週間) 
 12月 疾病予防と治療月間  
 1月 職業奉仕月間 追悼記念週間
(1月27日を含む1週間) 
 2月 平和と紛争予防/紛争解決月間 世界理解と平和週間
(2月23日に始まる1週間)
ロータリー創立記念日 
 3月 水と衛生月間 世界ロータリーアクト週間
(3月13日を含む1週間) 
 4月 母子の健康月間  
 5月 青少年奉仕月間  
 6月 ロータリー親睦活動月間  
 ※9月「ロータリーの友月間」10月「米山月間」は日本独自の特別月間です。

成田ロータリークラブ

〒286-0127
千葉県成田市小菅700 
アートホテル成田内

TEL 0476-33-8786
e-mail chiba@narita-rc.com
URL http://www.narita-rc.com

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