C.L.P(Club Leadership Plan)
奉仕の第二世紀において、ロータリーが安定・成長・成功を遂げるため、ロータリーの網領を追求するに当たり、手続きの標準化と諸活動の方向付けを行う管理的枠組みである。
(成田ロータリー・クラブ細則より抜粋)
これは、効果的なクラブとなるための活動計画の指標であり、以下の4つの要素としてまとめられています。
1.会員の基盤を維持増強する。
2.成果のある奉仕プロジェクトを実施する。
3.ロータリー財団を支援する。
4.クラブ指導者を育成する。
RIの「効果的なクラブ」の定義は、ロータリーの網領を満たしているかということであり、その判定ツールは、
1.会員満足度テスト
2.クラブ活力度テスト
です。
以下は、成田ロータリー・クラブのC.L.P関連資料です。
効果的なロータリークラブとなるための活動計画指標
CLP委員会
1904年2月に、ポール・ハリスがロータリークラブを創立して100年になりました。100周年においてRI会長は、「過去の成功の自己満足ではなく、現在の困難への新たな危機感を持って、ロータリーを祝おう」と呼びかけました。
2004年のRI理事会は、クラブの運営を容易にすることを目的とした新規の管理構成「クラブ・リーダーシップ・プラン」(CLP)を承認しました。更にRIは、100年発展をたどった組織も永遠に発展するわけでもなく。これからは生き残りをかけた100年である。そのため、クラブや地域社会で行われてきた従来のやり方を、惰性としてそのまま繰り返すことに満足せず、また、現状維持に甘んずることなく、生じた問題に対し誰かが解決してくれるだろうなど責任逃れをせず、解決しようと自ら先頭を切るのが私たちですと述べられました。即ち、CLPとは、ロータリークラブに推奨される管理構成であり、クラブ活性化の手段の一つなのです。過去100年間に世界中から寄せられた効果的なロータリークラブのベスト・プラックティス(最善の実践方法)に基づいて作成された運営手続きを含んでいるのです。
ロータリーは、先人の英知と努力によって、人間を大事にする団体、人間の尊厳を大事にする団体、人間の関係を大事にする団体として進化を遂げてまいりました。
最近のロータリーは単に奉仕する団体となり、奉仕する心を育む人の集まりでなくなっていることが懸念されるのです。今後ロータリーが生き残りをかけるには、例会を充実させて、ロータリーが人を作り、世のお役に立つという原点回帰(社会奉仕に関する1923年の声明)を強く推進しなければならないと言われています。つまり、ロータリーの哲学を学び、それを日々に実践することであります。
ロータリーは、100年続いてきました。目的があり、理念があり、多くの人に共感されて今日に至ったと思います。ロータリアンはロータリーが好きなのです。例会は、人生の道場として楽しみなのです。そういう方々に満ち満ちていると思います。それには今一度、ロータリーの原点、源流を皆で訪ねることではないでしょうか。成田ロータリークラブは、CLP導入という手段により、まさにそのことを全員で実践したのだと思います。
CLPの指標
国際ロータリーは、CLPによってロータリークラブの強化を図ること、およびクラブの効果的な管理の枠組みを推奨しました。成田ロータリークラブはその推奨に従い、19あった委員会を5つの委員会にクラブ細則を変更しました。その指標は、
・会員基盤を維持、拡大する。
・地元地域社会並びに他の国々の地域社会のニーズを取り上げたプロジェクトつくりを実践、成功させる。
・資金の寄付およびプログラムへの参加を通じてロータリー財団を支援する。
・クラブの枠を超えてロータリーにおいて奉仕できる指導者を育てる。
CLPの実践
現在、次期、元クラブ指導者は以下を行うものとされます。成田ロータリークラブは、2007年度以降の実施について次の事項を確認しました。
1.効果的なクラブの要素に取り組む長期計画を立案する。
2.「効果的なロータリークラブとなるための活動計画の指標」を利用して、クラブの長期計画と合致した年間
目標を立案する。
3.計画過程に参加する会員を含めてクラブ協議会を実施し、ロータリーの活動に関する情報を伝える。
4.クラブ会長・理事会・委員会委員長・クラブ会員・地区ガバナー・ガバナー補佐・および地区委員会の間に
明確な意思疎通が図られるよう確認する。
5.将来の指導者育成を確実にする一貫した引継ぎ計画の概念を含め、指導力の継続性を確保する。
6.クラブ委員会構成とクラブ指導者の役割と責務を繁栄させるべく、細則に修正を加える。
7.クラブ会員の親睦を更に深めるような機会を提供する。
8.会員全員がクラブのプロジェクトや業務に活発に関与するよう計らう。
9.以下を確実にするための包括的な研修を企画する。
・クラブ指導者が地区研修会合に出席する。
・新会員のための一貫したオリエンテーションを定期的に実施する。
・現会員のために継続的教育の機会を提供する。