CLP委員会
委員長 諸岡靖彦
CLP(クラブ・リーダーシップ・プラン)とはクラブに推奨される管理と運営の仕組みであり、最善の実践方法に基づいたモデルプランが手続き要覧に掲載され、当クラブ細則にも示されています。当クラブが会員の減少と活動の沈滞に陥った頃に、その解決の糸口をつかみ、そこに活路を見出したものが、まさにこのCLPであったわけです。橘会長年度(2005〜06)から検討を開始して、設楽会長年度(2006〜07)では例会、委員会、ホームミーティングなどクラブのありとあらゆる場で議論を重ねて、導入を機関決定し、小川会長年度(2007〜08)から実行を開始した、という経緯があります。
組織的には細分化された18委員会が5委員会に集約され、特別委員会が長期計画を立案し、単年度主義の弊害を是正し、奉仕の連続性を打ち出し、指導者の指名やクラブ細則を実態に合わせて修正するなど実務的な改革がクラブの運営に定着してきています。導入後5年を経過して、新しい会員が1/3を占めるようになり、個々の会員に対する活動計画やロータリー情報の共有化及び委員会活動を通じた交流について、また奉仕活動の指導者養成などクラブの会員基盤の強化が進んでいるのかどうかについては、絶えず見直しして行かなければなりません。親睦、研修のあり方や、事業プロジェクトの運営(Plan−Do−Check−Action)が如何にあるべきかも議論の必要があると考えます。
今年度は、初心に還って例会や理事役員会の場で、また会長経験者の方々のご意見を伺い、成田ロータリー・クラブの一歩先のあり方を真剣に考えてみたいと存じます。
クラブ研修委員会
委員長 平野省二
クラブ研修はロータリーを学ぶ委員会として扱われているが、新人研修だけではない。ロータリーの網領にあるクラブ奉仕の概念は「奉仕の機会として知り合いを広めること」とあります。一般会員ぼ今一度足元を見つめ直して見ることが必要ではないでしょうか。ロータリーの研修は会員が同じ基盤に立つための必須のことでありますが、新入会員は初めから全ての知識を覚える必要はありません。まず、週1回の例会に出席することから始めましょう。網領第3項にあるロータリアンすべてが、その個人生活、事業生活および社会生活に常に奉仕の理念を適用すべくと唱っております。真のロータリアンとなるため、クラブでは年2回の研修セミナーならびに新会員歓迎会を計画します。クラブ全会員にクラブ機能の充実と魅力あるクラブつくりにご協力をお願いいたします。
指名委員会
委員長 平野省二
成田ロータリー・クラブがクラブ・リーダーシップ・プラン(CLP)を導入して、指名委員会の役割がスムーズに進行するようになったことは素晴らしい事であります。小宮山会長を含めて3代まで会長が選考されております。その先のリーダーを指名することが今年の委員会の仕事であります。同時に2013〜14年度第2790地区第9分区ガバナー補佐が成田ロータリー・クラブに廻って参ります。クラブ会長経験者の方々にご相談致しまして、9月までのご指名させていただきます。その節はどうぞ宜しく快諾のほどお願い申し上げます。
内規規定委員会
委員長 松田泰長
定款・細則。内規について、「そんな細かいことはどうでも良いだろう」という声をしばしば聞くことがありますが、これらはロータリー活動の「背骨・骨格」になるものであり、常に最適化をしておかなくてはならない大切なものです。この骨格に肉を付け血を通わせ服を着せていくのがクラブ活動になります。
我がクラブは、創立52年目・CLP導入から6年目となっており会員も60名台をキープしております。歴史を重ね活発なクラブ活動をする中で、定款・細則・内規に載っていないことに遭遇することが増えてきました。過去数年をふり返り細則・内規をもっと身近な存在になるように検討していきたいと思います。
会員増強・退会防止委員会
委員長 佐藤和年
「会員を増やす為にだけ新会員を入れてもロータリーは強くならない、ただ入会できる人ではなく、ロータリアンとなれる人を入会させて始めてロータリーは強くなる」この言葉に私は感動しました。
ホームミーティングで行ったアンケートと、増強委員会で行ったアンケートの結果にも現されたように「入ってもらいたい人」の人選を慎重に行うことが重要であり、それによって成田ロータリー・クラブらしい重厚さと品格が満たされ、この先50年も歴史と伝統を維持しつづけることができるのではないでしょうか。
増強・選考・職業分類委員においては現会員とのバランスを十分考慮した上で選考を行うことが最も重要です。入会直前にはクラブ研修委員のお力をお借りすることもロータリー・クラブの基礎的知識を正確に伝える良い方法だと思います。
出席奨励委員は出席表をチェックして「出席・メークアップ」に間違えがないか確認をおこない、出席率の低下している会員に対して、メークアップ可能な方法を葉書などを使って案内することも有効だと思います。また正確な年間皆出席者名簿の作成も併せておこなってましります。
退会防止と言う言葉から「辞めたい人を無理やり引き留める」ようなイメージがありますが、小宮山会長は「このクラブに入って良かった、誘ってくれた人に感謝する、と言われるようなクラブ創りに勤めることが最も重要だ」と云われました。また「入会された会員の期待を裏切らない環境創りも大切だ」とも云われました。私はこの委員会の重要性を革めて認識すると共に、やりがいのある委員会に用いてくださった会長・幹事に衷心より感謝いたします。
クラブ広報委員会
委員長 長原正夫
クラブ広報委員会の役割として、ロータリーに関する情報を一般の人々に広め、クラブの奉仕プロジェクトや活動を広報することではないでしょうか。効果的な広報を行うことによって、ロータリーの奉仕活動が真のニーズに取り組む、信頼できる組織であると地域社会に知らせることです。成田ロータリー・クラブの活動についても地域社会に望ましい公共イメージが生まれれば、クラブ会員が積極的に活動しようとする意欲が高まるとともに、会員見込者も入会を熱心に希望するようになると思います。
今年度は、下記の4つをクラブ広報委員会の活動目標にしたいと思います。
1.広報として、電波メディアとして「成田ケーブルテレビ」、ローカル紙で「エリート情報」とクラブホームペー
ジ活用などを中心に広報活動をする。
(例えば:年に数回、特別例会を成田ケーブルテレビで放映する。予算は検討中)
2.「ロータリー友の会」誌の紹介(昨年同様、委員持ち回りで例会発表)
3.報道関係者との懇談会は必要に応じて開催する。
4.ホームページの更新及びデータ保存委託管理会社の認定。
クラブ管理運営委員会
委員長 秋葉博行
クラブ管理運営委員長を仰せつかりました秋葉です。宜しくお願いします。管理運営委員会として、基本的な考えを述べますと、出来るだけリーダー、サブリーダーで活動処理するのではなく、担当委員会の全員での活動で委員会を盛り上げ、指導者育成にも繋げたい思いが非常にあります。幸い入会3年未満の新入会員の方も当委員会には多く含まれていますし、大いにロータリーを学ぶ機会、楽しむ場にして頂ければと考えます。それには年間の担当者を決め、活動計画書に記載し、責任を果たしてもらうのが一番必要と思っています。
それと、必要なのが会長、幹事、理事役員と管理運営委員会の情報の共有化です。コミュニケーションを最大限取り、委員会が機能できるよう頑張るつもりです。会員各位のご協力をお願いします。各小委員会の運営法は下記の通りとなります。
なお、本年度は各種同好会が親睦の下に置かれますので、進んでご参加頂ければ幸いです。
プログラム
・会長の希望として例年通りプログラムが司会を担当する
・お客様紹介はプログラムが担当する
・年間の卓話予定者と日程を早めに決定する
・新入会員卓話など内部卓話を充実する
・例会時間が余った場合どうするか事前準備しておく
・行事予定表への記載を担当する
親睦
・本年度の親睦旅行は北海道に決定です
・会員同士の交友、趣味の情報交換等親睦を図る
・家族例会を充実させる
・同好会活動を新設する
ゴルフ担当
・ゴルフ同好会コンペ・成田主催9分区親睦ゴルフ企画する
・地区記念大会ゴルフ参加者を勧誘する
会報
・会員参加の手作り会報の作成を会長は希望しています
・DVDの録画を止め、ICレコーダーを導入する
・デジカメによる写真撮影は今まで通り行う
・できるだけ負担が減るように、可能な限り原稿はワードで頂きたい旨を卓話者にお願いし、会員にもテープ起こ
しをお願いする
・ニコニコのスピーチも趣旨説明だけでも文書で頂く
奉仕プロジェクト委員会
委員長 神崎 誠
ロータリークラブの五大奉仕のうち4つの奉仕部門(クラブ奉仕を除く)の委員長として責任の重さを痛感しております。CLPの導入で各委員会はスムーズな運営ができています。所帯の大きい奉仕プロジェクト委員会の運営は大変だと感じていますが、各リーダー委員の協力のもと、勉強して活動していく所存です。
また今年度、ガバナーは「職業奉仕に軸足を置き新世代奉仕に力をいれる」とのこと、クラブ研修やクラブ広報各委員会とも情報を共有し、会長の方針に従って継続事業は勿論のこと、新規事業についても検討して進めていきたいと思います。
各奉仕の具体的な事業等については、各リーダーの活動計画のとおりです。
職業奉仕リーダー 小川 賢
「職業奉仕」の理念は、事業および専門職務の道徳的水準を高め、品位ある業務はすべて尊重されるべきであるという認識を深め、あらゆる職業に携わる中で奉仕の理想を活かしていくという目的を持つものである。会員の役割には、ロータリーの理念に従って自分自身を律し、業務を行うことが含まれる。と記されています。
得居ガバナーは、今年度「職業奉仕」を重点目標に掲げ、小宮山会長も例会でのディスカッションや職業奉仕理念の理解を深めることを提起しています。2011年9月のRI理事会は、地域のリーダー、定年退職者、一時的に事業または専門職から退いている方々がクラブに所属していることを考慮し、「ロータリアンの職業宣言」を「ロータリーの行動規範」としました。この内容について考えるのも手段の一つと思います。
「ロータリーの行動規範」の8項目の中にこのような3つがあります。
*高い倫理基準を奨励し、助長しながら、個人的活動および事業と専門職における活動のすべてを倫理的に行うこと
*すべての行動と活動において、高潔性という中核的価値観の模範を示すこと
*他者との取引のすべてにおいて公正に努め、同じ人間としての尊重の念をもって接すること
このところ、実業界における倫理観の欠如を思わせる不祥事が続発しています。今一度ロータリーの職業奉仕理念の再認識が必要と思われます。
今年度は、職業奉仕理解月間にとらわれずクラブ研修委員会と協力して、職業奉仕理念の理解を深められるように研修を進めてまいります。
社会奉仕リーダー 諸岡靖彦
2011年3月11日の東日本大震災は、今を生きるすべての日本人の世界観、人生観、社会観を一変させたと言っても過言ではないでしょう。大震災は我々ロータリアンに対しても差し迫った、具体的な行動を促す契機となりました。成田ロータリー・クラブにあっても、3月11日を境にして社会奉仕とクラブ奉仕をより高い次元で習合させる動きが始まりました。42日後の4月22日のクラブ創立50周年記念式典は、晴れがましい歴史追憶の催しから、被災した今を、今後を、日本人の絆を結び直し、いかに地域を立て直してゆくべきかを考える実質な催しに切替えられました。そして昨年度は、震災前の被災地でロケ撮影した、戦中戦後を波乱万丈に行きぬいた孤児の生き様を映画化した「エクレール・お菓子放浪記」を奉仕プロジェクトの年度メイン事業として、市民と共に、被災地支援の人と人、地域と地域との絆の結びつけを考える機会とすることが出来ました。
今年度も奉仕プロジェクトの社会奉仕部門は、震災の記憶を薄れさせないための事業を企画し、<我が身と同じように、他者の痛みが感じられる感性>に揺さぶりをかけてまいります。事業の進め方は奉仕プロジェクト委員会全体の議を経て、出来ればクラブ広報委員会と連動した事業を構想し、実現させたいと考えます。被災地との連携と、震災の記憶を薄れさせないことを切り口にして被災地支援を継続して、更に<未来につながる社会奉仕のあり方>を、会員の皆様と共に考えて参りたいと念願しています。
国際奉仕(青少年交換)リーダー 池内富男
当委員会は国際奉仕(WCS)と青少年交換を担当いたします。
どの程度2012−2013小宮山年度にて取り組むことができるか、検討いたします。
昨今、日本の青少年の語学力(特に英語)が問われておりますが、インターアクトクラブの会員に留学の機会を与え、青少年に見聞を広めてもらい将来の日本の役に立つように育ってほしいと願うとともに、その一助となればと願っている次第です。
また、その為にも、日本伝統文化の青少年への理解促進の機会を設けるべく努力致します。
新世代奉仕プロジェクト リーダー 大澤浩一
得居ガバナーは奉仕プロジェクト、またはその中の新世代奉仕に力点を置いておられるとのことで、本RCでも小宮山会長の意思を受け、精一杯努力していきたいと思います。
具体的には、平野年度から剣道大会及びサッカー大会は青少年育成のために継続して行いたいと思います。また、成田ボーイスカウト活動も支援してロータリーアクト復活の方向を探りたいと考えます。更に成田高校のインターアクトクラブを支援して活発化させ、校内のミーティングに会員が参加する、また、東日本災害支援募金にも連携して関わる、また地区の国際交流にも可能ならば協力したいと考えています。
ロータリー財団・米山記念奨学委員会
委員長 設楽正行
ロータリー財団は1917年創設され、2017年に100周年を迎えます。
この間ほとんど変更されなかった様々なプログラムが時代の推移と共に魅力を失い、そのため2013年から変更した新しいシステムの下、運営される事となりました。
その−未来の夢計画−と名付けられた新しいプログラムは2013−2014年度から世界531地区全てに適用されます。変更に伴う寄付金の行方はおおむね
別紙(寄付の行方)の通りとなります。
特に注意するのは財団の地区基金(DDF)は実施年の前年の申請が必要です。したがって事業が2年継続となることとなります。その他の変更点を含め、全員での勉強会を開催する必要があります。
成田ロータリー・クラブは毎年ロータリー財団・米山記念奨学とも大変多くの寄付を行っています。これは会員が正しくその目的を理解している結果といえますが、これから始まる夢計画と世界に誇れる奨学金制度としての米山記念奨学会を新、旧会員にさらに十分な理解が得られるよう月間などを利用して説明し、更に従来どおりのご寄付をお願いする次第です。