「ピンチをチャンスに!地元成田に必要とされるロータリークラブになろう!」
会長 堀 口 路 加
成田ロータリークラブは1961年千葉ロータリークラブをスポンサークラブとして県内13番目のクラブとして創立され、今年で60年目を迎えます。また1920年に日本に初めて東京ロータリークラブが設立されてから100年を迎えます。この記念すべき年度に伝統ある成田ロータリークラブの会長に指名され大変光栄に存じます。新型コロナウイルスの感染拡大により甚大な影響を被っている世界のロータリーと各クラブと同様、成田ロータリークラブも困難な船出となりました。社会の状況も経済の状況もV字回復は難しい状況にありますが、このような時だからこそピンチをチャンスに変えるべくロータリアンとしての誇りを胸に進んで参りたいと存じます。
2020〜21年度国際ロータリー ホルガー・クナーク会長は「ロータリーは機会の扉を開く」とのテーマを掲げました。ロータリアンであることは地域において、或いは国内のみならず世界中で助けを必要とする人たちのために、奉仕の機会を生み出し、開いていくものだと言われます。
このテーマのもと、漆原摂子ガバナーが掲げた地区スローガンは「クラブが主役となり、奉仕の理念の実践を!」です。クラブ独自の戦略計画の重要性とクラブにあった奉仕の理念の実践を唱えています。これは4つの行動計画をスタートさせることで、より多くの機会の扉を開こうという国際ロータリーの方向性とも合致するものです。
国際ロータリーはロータリーのビジョン声明「私たちロータリアンは、世界で、地域社会で、そして自分自身の中で、持続可能な良い変化を生むために、人びとが手を取り合って行動する世界を目指しています。」を達成するために、今後5年間の活動を方向づける4つの優先事項を定めました。それは、①より大きなインパクトをもたらす、②参加者の基盤を広げる、③参加者の積極的な関わりを促す、④適応力を高めるというものです。
こうした動きを先取りする形で、成田ロータリークラブは他のクラブに先駆けて2009年に長期計画を立案実行し、これを継続してきました。そして2019年度諸岡ガバナーの要請により改めて戦略計画委員会を設置し、2020〜2026年度の戦略計画を立案し、「クラブの歴史と伝統を尊び、例会を大切にし、奉仕活動を通じた親睦活動により、活力あるクラブを堅持し、新しい良いことは取り入れ、会員のコミュニケーションを大切にし、地域社会に愛されるクラブ作りを目指す」というビジョンを確認しました。
これらを踏まえて、成田ロータリークラブの2020−21のターゲットは「ピンチをチャンスに!地元成田に必要とされるロータリークラブになろう!」とします。
想像以上の災厄に見舞われたこのような時だからこそ、奉仕、親睦、多様性、高潔性、リーダーシップという5つの中核的価値観を手掛かりにして危機状態を打開していくことがロータリアンには求められていると思います。アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせだと言います。既存の要素を今までにない切り口でみて、一見何の関連性もない事物の関連性を見つけ出す。そして結びつけ、つなぎ合わせ、組み合わせる。これをロータリー活動に応用して、柔軟な発想と組み合わせでこれまでのあり方を大切にしつつ、意味を問い直し、新しい発想に繋げたいと考えます。
【過去の会長ご挨拶】
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2019-2020年度会長ご挨拶
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2018-2019年度会長ご挨拶
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2017-2018年度会長ご挨拶
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2016-2017年度会長ご挨拶
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2015-2016年度会長ご挨拶
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2014-2015年度会長ご挨拶
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2013-2014年度会長ご挨拶
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2012-2013年度会長ご挨拶